1481世帯のパワーで日々進化する豊洲エリアのランドマーク

アーバンドック パークシティ豊洲 外観の写真

物件名:
アーバンドック パークシティ豊洲
所在地:
東京都 江東区豊洲
竣工年:
2008年
総戸数:
1481戸

「ららぽーと豊洲」とともに開発された
運河沿いに立つ大規模マンション

豊洲市場の開場で活気づく豊洲は、再開発で生まれた湾岸エリアを代表する街だ。現在も各所で大規模な複合開発が行われ、街の景色はブラッシュアップされ続けている。

そんな豊洲の核となるのが「アーバンドック」だ。造船所跡地を中心とする約50haもの敷地に、大型商業施設「ららぽーと豊洲」とともに立つのが、3つの住居棟と、共用施設が入るANNEX棟で構成される「パークシティ豊洲」である。

運河沿いにそびえ立つ姿は、タワーマンションが立ち並ぶ豊洲にあってもひと際目を引く。実際、そのスケールは破格。総延べ床面積約19万㎡に及び、総戸数はなんと1481戸!住人の数を考えると、もはやひとつの街レベルだ。

アーバンドック パークシティ豊洲 A棟のエントランスロビーのらせん階段の写真

A棟のエントランスロビーは、中央に竹のオブジェと2つのらせん階段が印象的に配置されている(写真撮影/吉田武)

ラグジュアリーホテル並みの共用施設は
住人のニーズからより使いやすく

そんな豊洲のランドマークとなる住まいでは、どんな暮らしができるのだろう。マンション内に入ってまず目を見張ったのがエントランスロビーだ。3つの住居棟はそれぞれにロビーがあり、例えばA棟は広々とした空間の中央に竹のオブジェとらせん階段がゆったりと配置されている。

共用施設もうらやましいほど充実している。ロビーラウンジ、カフェ、プール、サウナ、エステサロン、スカイラウンジなど、ラグジュアリーホテルさながらなのだ。

ビビッドなソファが目立つアーバンドック パークシティ豊洲のロビーラウンジ

A棟のロビーラウンジ。インテリアにもこだわり、心地よい空間が生み出されている(写真撮影/吉田武)

アーバンドック パークシティ豊洲ANNEX棟のジェットバスとプール

A 棟とB 棟の間に位置するANNEX棟にあるジェットバスとプール(写真撮影/吉田武)

アーバンドック パークシティ豊洲の入居者専用のカフェの写真

A 棟1 階にある入居者専用のカフェは多くの住人でにぎわう(写真撮影/SUUMO編集部)

まるでホテルのようなアーバンドック パークシティ豊洲のゲストルームの写真

ゲストルームは全部で4 室。ホテルのようにラグジュアリーな雰囲気だ(写真撮影/吉田武)

最も、どんなに共用施設が充実していても、使われなければ意味がない。

管理組合では共用施設がどのぐらい利用されているかを調べ、稼働率の低い共用施設に対しては住人のニーズを吸い上げて利用しやすい形へと進化させているという。

例えば3室あるエステルームは、かつては利用者が自分でエステティシャンを呼ぶスタイルだったが、手間がかかるためか稼働率が低下していた。そこで、管理組合がエステサロンと提携。エステティシャンが常駐するスタイルを取り入れて、従来どおりのスタイルと併用できるようにしたところ、稼働率がアップしたそうだ。

A棟の50階にあるスカイラウンジについても、管理組合の取り組みによって夜はバーカウンターにバーテンダーが常駐するようになった。

「わざわざお酒を持ち込まなくても、都心の夜景が広がる空間でグラスを傾けられます。仕事帰りに立ち寄って一杯飲んでから家に帰るという方もいらっしゃいますね」

こう話すのは管理組合の理事長。理事同士の懇親会にもバーラウンジを活用しているとか。

シャンデリアと赤いソファが印象的なアーバンドック パークシティ豊洲のスカイラウンジ

A棟50階にあるスカイラウンジ。都心の景色が一望できる。一角にはバーコーナーも設置されている(写真撮影/浜田啓子)

アーバンドック パークシティ豊洲の理事の方々がソファに座って談笑中

お話を伺った理事の方々。左から、副理事長の藤田さん、前田さん、理事長の玉井さん(写真撮影/浜田啓子)

ほかにも、もともと無料だった入居者専用レンタサイクルを有料にしてメンテナンス費に充てたり、試行した上でカーシェアリングを導入したりと、住人の要望を踏まえて運用法やルールを改良しているそうだ。

コミュニティ形成については、管理組合と自治会が連携しながら積極的に取り組んでいる。

「自治会傘下でシニア向けのBGクラブやレディースクラブ、園芸クラブを結成し、住人同士の交流を深めています。BGクラブではハイキングやカラオケ大会など、さまざまな企画があってみなさん楽しそうですよ」

自治会が主催するひな祭り、ハロウィン、クリスマスなどの各種イベントについては、管理組合が施設利用の面などでサポート。一方、管理組合でもラウンジに設置してあるピアノの調律を兼ねてコンサートを開催するなど、より暮らしやすいマンションになるようさまざまな工夫が重ねられている。

アーバンドック パークシティ豊洲A棟のグランドピアノの写真

A棟のロビーラウンジにある自動演奏ピアノ。調律を兼ねて、年2回、コンサートが開かれる(写真撮影/浜田啓子)

防災意識の高いマンションを目指し
住人のマンパワーを活用

多岐にわたる管理組合の活動を推進する理事会は、監事を含めて30人の大所帯。現在、力を注いでいるのは防災体制の強化だという。毎秋に行われる防災訓練は、生協主催のマルシェとの同日開催にしたところ、参加者を従来の倍以上に増やすことができた。

アーバンドック パークシティ豊洲のエントランスで開催されるマルシェの様子

防災訓練と抱き合わせで開催されるマルシェは住人に大好評(写真提供/アーバンドック パークシティ豊洲 管理組合)

災害に関しては防災当番制度を設けているのも特徴的だ。各フロアから2名ずつ防災当番を選出し、年2回の研修会などを行って災害時の対応力を高めていこうというのである。

「防災当番は持ち回りで任期は2年。研修では災害時の安否確認方法など防災マニュアルに沿った内容を学び、秋の防災訓練では全戸参加の安否確認訓練も行います。任期を設けたのは、防災の知識をもつ居住者を増やしていくため。一人一人の防災意識がマンション全体の防災意識につながると考えています」(管理組合の防災・コミュニティ部会代表)

それに加えて、防災の専門知識をもつ住人を募り、災害協力隊を組織。防災に関する最新の情報を共有しながら、万が一に備えている。

ちなみに、大規模マンションならではのマンパワーは、目前に控えた大規模修繕でも活用されている。大規模修繕委員会には理事だけでなく、建築や設計などの専門知識をもつ一般住人も参加。適切な費用で適切な修繕が行えるよう委託先の選定からかかわっているそうだ。

発展する街に住むことで
暮らしの愉しみも膨らむ

管理組合の熱心な活動によって、このマンションでの暮らしは安心で快適に進化を遂げている。それに足並みをそろえるのが、豊洲という街の発展だ。

「昨年4月には豊洲ふ頭を回れる『豊洲ぐるり公園』が全面開園しました。途中には豊洲市場があるので、散歩しながら市場の食堂に立ち寄って朝食を食べる日もあるんですよ」
と住人の一人は笑顔で語る。

地下でつながる「ららぽーと豊洲」をはじめ商業施設がそろうほか、バーベキュー施設や大型ライブハウスなどもあって、愉しみは尽きないとか。

もちろん、ここに暮らす人たちがなによりも期待に胸を膨らませているのは、来年開催される東京五輪だ。湾岸エリアは多くの競技会場となるのに加えて、選手村もできる。

「スタジアムが出来上がっていく光景を目にする度にワクワクしています」

発展する街での暮らしには、刺激と安らぎが共存しているようだ。

夜のアーバンドック パークシティ豊洲の写真

対岸の新月島公園から望む「アーバンドック パークシティ豊洲」(写真撮影/浜田啓子)

構成・取材・文/上島寿子 撮影/吉田武・浜田啓子

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